最近、YouTubeやSNSの広告、あるいは車好きの友人の話で「MILEL(ミレル)」という名前を耳にする機会が増えていませんか?
「挿すだけでカーナビがスマホになる」「YouTubeが見られる」なんて聞くと、ガジェット好きとしては心が躍りますよね。
でも、いざGoogleで検索しようとすると、サジェストに「milel どこの国」や「milel 怪しい」といった、ちょっと不安になるキーワードが出てきて、購入ボタンを押す指が止まってしまった……という方も多いのではないでしょうか。
便利なのは知っているけれど、聞き馴染みのないメーカーだと「すぐに壊れるんじゃないか」「サポートはちゃんとしているのか」と心配になる気持ち、とてもよく分かります。
私も愛車に導入する前は、同じように疑心暗鬼になってリサーチしまくりました。
そこで今回は、ナビぺディア運営者の私、Otoが、MILELの運営会社の実態やユーザーからの評判、そして実際に使ってみて感じた真実について、徹底的に深掘りしてレポートします。
この記事を読めば、モヤモヤしていた疑問が晴れて、納得のいく選択ができるようになるはずです。
MILELはどこの国の会社?噂の検証
まずは皆さんが一番気になっているであろう「運営元の正体」と、ネット上でまことしやかに囁かれる「怪しい」という噂の真相について、感情論ではなく客観的な事実データに基づいて検証していきます。
- MILELとは何?基本情報の解説
- 日本の公式企業が運営する実態
- 車が壊れるリスクと安全性の検証
- ミレルを使うメリットは?徹底解説
- MILELで何ができる?機能の紹介
MILELとは何?基本情報の解説

そもそもMILEL(ミレル)とは一体何なのか、基本的なところからしっかり押さえておきましょう。
一言で言えば、「車のUSBポートに挿し込むだけで、純正ナビの画面をAndroidタブレットのように使えるようにする魔法の小箱」です。
専門的には「CarPlay AI Box(カープレイ エーアイ ボックス)」と呼ばれるジャンルのガジェットになります。

通常、車の純正ナビでスマートフォンを連携させる場合、「Apple CarPlay」や「Android Auto」を使いますよね。
これらは非常に便利ですが、走行中の安全規制のため、YouTubeやNetflixといった動画アプリは画面に表示できない仕様になっています。
しかし、MILELはこの「Apple CarPlay」の通信プロトコルを巧みに利用し、車側には「iPhoneが繋がった」と認識させつつ、実際にはMILELの中に搭載されたAndroid OSの画面を表示させるという仕組みを持っています。
これにより、純正ナビの制限を突破し、スマホでできることはほぼ全て、車の画面でできるようになるわけです。
また、よく間違われやすいポイントとして、ドイツの高級家電メーカーである「Miele(ミーレ)」との混同があります。
洗濯機や食洗機、掃除機などで世界的に有名な、あのMieleです。
名前の響き(ミレルとミーレ)やスペルが似ているため、「MILELはMieleの車載部門なのかな?」と勘違いされる方もいらっしゃいますが、これは全く別のブランドです。
MILELはあくまでカーエレクトロニクスに特化した新興ブランドであり、ドイツの家電メーカーとは資本関係も技術提携もありません。
ただ、MILELというブランド名には、おそらく「見る(Watch)」と「Mile(距離・移動)」を掛け合わせたような、ドライブ体験を向上させたいという想いが込められているのではないかと私は推測しています。
このジャンルの製品は、Amazonなどを探せば数千円の安価なノーブランド品から、5万円を超える高級機までピンキリです。
その中でMILELは、決して安くはない価格帯(3万円台後半〜)に位置していますが、それでも爆発的に売れているのには、単なる機能だけではない理由があるのです。
日本の公式企業が運営する実態
では、そのMILELを運営しているのは一体どこの国の会社なのでしょうか。
「どうせ実体のない海外企業が、Amazonの倉庫から発送しているだけじゃないの?」と疑っている方もいるかもしれません。
しかし、詳しく調べてみたところ、MILELは東京都足立区に本社を構える日本の「株式会社qodo」という企業が運営するブランドであることが判明しました。

| 会社名 | 株式会社qodo(コド) |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒121-0816 東京都足立区梅島3-33-6 エンブレム西新井2F |
| 設立年月日 | 2020年7月22日 |
| 事業内容 | カーエレクトロニクス製品の企画・開発・販売 |
この情報は隠されているわけではなく、公式サイトの「特定商取引法に基づく表記」にもしっかりと明記されています。
Googleマップで住所を検索してみても、バーチャルオフィスなどではなく、実在する建物が確認できます。
多くの格安ガジェットブランドが、連絡先をメールアドレスしか公開していなかったり、海外の住所を記載していたりする中で、日本の法律に基づき登記され、物理的な拠点を公開している日本企業であるという事実は、SEO的にも消費者心理的にも非常に大きな安心材料です。
なぜこれが重要かというと、万が一のトラブル(初期不良や故障)が起きた際の対応が全く異なるからです。
海外業者の場合、返品するのに中国までの高額な送料を請求されたり、日本語が通じないサポートとやり取りして疲弊したりするケースが後を絶ちません。
しかし、株式会社qodoであれば、商品は日本国内から発送され、修理や点検も国内の拠点で対応してもらえます。
また、彼らは公式LINEアカウントを通じた日本語サポートに非常に力を入れており、購入前の相談から設定のつまづきまで、丁寧に対応してくれると評判です。
「怪しい」と言われる理由の一つに、YouTubeやInstagramでのインフルエンサーマーケティングを積極的に行っていることが挙げられます。
広告を目にする機会が多いと、どうしても「ステマ(ステルスマーケティング)ではないか?」と警戒する心理が働きますよね。
ですが、運営会社の実態を見る限り、彼らは「怪しい商品を売り逃げする業者」ではなく、「ブランドを大切に育てようとしている日本のスタートアップ企業」であると言って間違いなさそうです。
車が壊れるリスクと安全性の検証

次に、皆さんが最も恐れているかもしれない「車 壊れる」という検索ワードについて検証しましょう。
大切な愛車のシステムに社外品のガジェットを割り込ませるわけですから、「電子系統がおかしくなったらどうしよう」「バッテリーが上がったりしないか」と心配になるのは当然のことです。
結論から言うと、MILELを使用することで車が壊れるリスクは極めて低いと考えられます。
その最大の根拠は、MILELが以下のような有名自動車メーカーの正規ディーラーでも取り扱い実績があるという事実です。

MILEL取扱実績のあるディーラー例
- プジョー(Peugeot)
- シトロエン(Citroën)
- ジープ(Jeep)
- フィアット/アバルト(Fiat/Abarth)
- アルファロメオ(Alfa Romeo)
ご存知の通り、自動車ディーラー(特に輸入車ディーラー)は、取り扱うアクセサリーに対して非常に厳しい品質基準を設けています。
もし、MILELが車両のCAN通信(車の神経網のようなもの)に悪影響を与えたり、過剰な発熱で内装を傷めたりするような粗悪品であれば、ブランドの信用に関わるため、ディーラーオプションや推奨品として採用することは絶対にありません。
プロの整備士やメーカーの担当者が検証した上で「問題なし」と判断し、販売している。
この「プロのお墨付き」があるという事実は、ネット上のどこの誰が書いたか分からない口コミよりも、遥かに信頼できる強力な証拠です。
技術的な話を少し補足すると、MILELを含むCarPlay AI Boxは、車両側から見れば単なる「有線接続されたスマートフォン」として認識されています。
車両のシステム(ECU)を書き換えたり、改造したりするわけではありません。
あくまで純正のCarPlayプロトコルという正規の入り口を通って映像を送っているだけなので、車両システム自体を破壊するような干渉は原理的に起こりにくいのです。
もちろん、どんな工業製品にも初期不良の可能性はゼロではありませんし、相性によって動作が不安定になることはあります。
しかし、「車そのものを壊してしまう」という致命的なリスクについては、過度に心配する必要はないでしょう。
ただし、長時間のアイドリングやエンジン停止状態での使用はバッテリー上がりの原因になるので、そこは一般的なカー用品と同様の注意が必要です。
ミレルを使うメリットは?徹底解説
安全性への不安が解消されたところで、ではあえて数あるAI Boxの中でミレルを使うメリットは?と聞かれたら、私は自信を持って「移動時間の質が劇的に変わり、家族の平和が訪れること」だと答えます。
ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、特に小さなお子さんがいるご家庭や、週末に長距離ドライブをする方にとっては、まさに救世主のような存在になるはずです。
具体的なメリットを深掘りしてみましょう。
1. 「退屈」という車内の最大の敵を排除できる
渋滞に巻き込まれた時、後部座席のお子さんが「まだ着かないの?」「暇ー!」と叫び出した経験、ありませんか?
お父さんお母さんとしては、運転に集中したいのにストレスが溜まりますよね。

MILELがあれば、YouTubeで好きなアニメを流したり、Amazonプライムビデオで映画を見せたりすることができます。
子供たちは画面に釘付けになり、車内は驚くほど静かになります。
これは単なる娯楽提供ではなく、ドライバーが運転に集中できる環境を作るという意味で、安全運転支援アイテムと言っても過言ではありません。
2. サブスク動画をフル活用できる(オフライン再生も)
スマホの小さな画面ではなく、見やすい純正ナビの大画面で動画コンテンツを楽しめます。
さらに、MILEL本体にはmicroSDカードスロット(モデルによる)や大容量ストレージが搭載されているため、自宅のWi-Fi環境でAmazonプライムビデオやNetflixの作品を事前にダウンロードしておくことが可能です。
これにより、走行中のデータ通信量を気にすることなく、高画質な映画やドラマを楽しむことができます。
トンネルの中や山間部など、電波の入りにくい場所でも映像が途切れないのは大きなメリットです。
3. 常に最新のナビアプリが使える
純正ナビの地図データ更新は、ディーラーに行って数万円支払ったり、面倒な手続きが必要だったりと大変ですよね。
しかも更新頻度は年に1回程度。
MILELなら、GoogleマップやYahoo!カーナビといった常に最新の地図アプリを大画面で使えます。
新しくできた道路やお店も即座に反映され、リアルタイムの渋滞情報に基づいたルート案内が受けられます。
これだけでも、数万円の投資回収ができると感じる人は多いはずです。
また、MILELは日本国内の電波法に基づく「技適マーク(技術基準適合証明)」をしっかりと取得しています。
安価な海外製AI Boxの中には技適未取得の違法なものも混ざっていますが、MILELならコンプライアンス面でも安心して日本国内で使用できます。
こういった「見えない安心感」も、日本ブランドを選ぶ大きなメリットの一つと言えるでしょう。
詳しくは、株式会社qodoの公式サイトでも製品のこだわりや仕様が公開されていますので、興味のある方はチェックしてみてください(出典:株式会社qodo公式サイト)。
MILELで何ができる?機能の紹介
メリットと重なる部分もありますが、具体的に何ができる?のか、動画視聴以外の機能も含めて、MILELのポテンシャルを余すところなく紹介しておきます。
単なる「YouTube再生機」だと思っていると、良い意味で裏切られる多機能ぶりです。
| 主な機能 | できること・活用シーン |
|---|---|
| 動画アプリの視聴 | YouTube, Netflix, Prime Video, Disney+, U-NEXT, TVerなど、Android対応のほぼ全ての動画アプリが動作します。 |
| 音楽ストリーミング | Spotify, Apple Music, YouTube Musicなどで、高音質な音楽再生が可能。純正ナビ以上のインターフェースで操作できます。 |
| 2画面分割表示 | 画面を左右に分割し、左側でGoogleマップを表示しながら、右側でYouTubeを再生するといった使い方が可能です(※対応モデルのみ)。 |
| アプリの追加 | Google Playストアが搭載されているので、スマホと同じように好きなアプリを自由にインストールできます。 |
| Bluetooth機器接続 | ワイヤレスマウスやキーボード、ゲームコントローラーを接続できます。待ち時間にゲームを楽しんだり、ちょっとしたPC作業をしたりも可能です。 |
| 後席モニター出力 | HDMI出力端子搭載モデルなら、リアモニターに映像を出力できます。前席でナビ、後席で動画といった使い分けも可能です。 |

注目機能:2画面分割の利便性
個人的に最も推したいのが「2画面分割機能」です。
全画面で動画を見ていると、ナビの地図が見えなくなってしまい、曲がる場所を通り過ぎてしまう…なんて失敗があり得ます。
しかし、MILELの分割機能を使えば、運転手には必要な地図情報を、助手席や後部座席の人にはエンタメ映像を同時に提供できます。
これは純正のCarPlayでは絶対にできない、Android OSならではの強みです。
また、最近では「車内カラオケ」を楽しむユーザーも増えています。
MILELでYouTubeのカラオケ音源を流し、別売りのBluetoothマイクを使えば、車内があっという間にカラオケボックスに早変わり。
渋滞のイライラも、家族みんなで熱唱すれば楽しい思い出に変わるかもしれません。
このように、MILELは単なるナビの拡張を超えて、車という空間を「第二のリビング」へと進化させるプラットフォームなのです。
MILELはどこの国の製品か理解し選ぶ
ここまで読んで、MILELの信頼性や機能については十分ご理解いただけたかと思います。
ここからは、実際に購入を検討している方に向けて、どのモデルを選べば良いのか、自分の車で使えるのかといった、より実践的な製品選びのポイントについて解説していきます。
- 人気モデルMM1の特徴と魅力
- 最新機種AD1の性能をチェック
- 新型ミレルの対応車種を確認する
- MILELの基本的な使い方と設定
- MILELはどこの国?結論とまとめ
人気モデルMM1の特徴と魅力

AI Boxについてリサーチしていると、他社製品の型番や、過去の比較記事などで「MM1」といったキーワードを目にすることがあるかもしれません。
実はこの業界、OEM(受託製造)の関係で中身が似ている製品が多く、型番や通称が入り乱れてユーザーを混乱させがちです。
しかし、MILELの現行ラインナップを理解する上で重要なのは、「MBシリーズ」という型番です。
特にMILELの主力モデルとして長く愛されているのが「MB-301」や、その後継にあたるモデルたちです。
これらの最大の特徴は、心臓部であるSoC(システム・オン・チップ)に、高性能なQualcomm製のSnapdragon(スナップドラゴン)を採用している点です。

安価なAI Boxでは、コストカットのために性能の低いチップが使われていることが多く、その結果「動画がカクつく」「タップしてからの反応が遅い」「熱ですぐにシャットダウンする」といった不満に繋がります。
その点、MILELのMBシリーズ(ユーザーの間で通称としてMM1のような短いコードで呼ばれることもあるかもしれませんが、正式にはMB-xxxです)は、スマホで言えばミドルレンジ以上の性能を持ったチップを搭載しており、動作のサクサク感が違います。
起動時間も比較的早く、エンジンをかけてからストレスなく使い始められるようチューニングされています。
また、デザイン面でも差別化が図られており、車内のインテリアに馴染むスタイリッシュな筐体や、動作状態が一目でわかるLEDイルミネーション(アンビエントライト機能)を搭載しているモデルもあります。
長く使うガジェットですから、性能だけでなく「所有する満足感」を満たしてくれるデザインかどうかも、選ぶ際の重要なポイントになります。
最新機種AD1の性能をチェック
「AD1」というキーワードも、AI Box市場ではよく検索されていますが、これは競合他社製品の型番や、あるいは汎用的な基板のコードネームを指している場合が多いです。
もしあなたが「最新のMILEL」を探しているなら、他社の型番に惑わされず、MILEL公式サイトで最新の「MBシリーズ」のスペックを確認しましょう。
最新機種を選ぶ際にチェックすべきポイントは主に3つです。
- Android OSのバージョン: 現在はAndroid 12や13を搭載したモデルが主流になりつつあります。OSが新しいと、最新のアプリに対応できたり、セキュリティ面で安心だったりします。ただし、カーオーディオの世界では「枯れた技術(少し前のバージョン)」の方が動作が安定しているケースもあるため、必ずしも数字が大きければ良いとは限りませんが、基本的には新しい方が長く使えます。
- メモリ(RAM)とストレージ(ROM): サクサク動かすためにはメモリ容量が重要です。現在は4GBが標準、ハイエンドなら8GBを搭載しています。ストレージは64GBや128GBあれば、動画のダウンロードも余裕です。予算が許すなら、メモリ8GB/ストレージ128GBのモデルを選んでおくと、数年は不満なく使えるでしょう。
- 入出力端子の豊富さ: 特に「HDMI入力」と「HDMI出力」の違いに注意してください。「出力」があればリアモニターに映せますが、「入力」があればTVチューナーやゲーム機を接続してMILEL経由で画面に映すことができます。自分のやりたいことに合わせて、端子の有無を確認しましょう。
MILELは、日本のユーザーからのフィードバックを受けて、日本国内で使いやすいようにファームウェア(内部ソフト)を独自に調整しています。
単純なスペック表の数字だけでなく、こういった「使い勝手のチューニング」がされている点が、他社の同等スペック品(AD1等の型番で呼ばれる汎用品)との大きな違いと言えます。
新型ミレルの対応車種を確認する

どれだけ高性能なMILELを買っても、自分の車で使えなければ意味がありません。
購入前に絶対に確認していただきたいのが、新型ミレル 対応車種の情報です。
「最近の車なら全部使えるでしょ?」と思っていると痛い目を見ます。
MILELが動作するための基本的な条件は以下の通りです。

必須条件(これがないと動きません!)
- 純正ナビが「有線(USBケーブル接続)のApple CarPlay」に対応していること。
- ディスプレイがタッチパネル操作に対応していること(※非対応でもリモコン等で使える場合はありますが、操作性は落ちます)。
基本的には、2016年〜2017年以降に発売された多くの新型車でApple CarPlayが標準装備されていますが、車種やグレードによってはオプション扱いだったり、そもそも非対応だったりします。
まずは、ご自身の車にiPhoneをUSBケーブルで繋いでみて、CarPlayが起動するかどうかを確認するのが一番確実なテスト方法です。
また、MILELの公式サイトには、メーカー別の動作確認済み車種リストが掲載されています。
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバルなどの国産車はもちろん、メルセデス・ベンツ、アウディ、ボルボなどの輸入車についても詳細なデータがありますので、必ず一度は目を通しておきましょう。
もしリストに載っていない場合でも、条件を満たしていれば使える可能性は高いですが、心配な場合は公式LINEサポートに「車種と年式」を伝えて問い合わせてみることを強くおすすめします。
特定の車種で注意すべきポイント
「対応車種リストに載っているから大丈夫」と安心するのはまだ早いです。
実は、車種ごとの特性やナビの仕様によって、快適に使うためにちょっとした工夫が必要だったり、別途アクセサリーを用意しなければならなかったりするケースがあります。
ここでは、特に問い合わせが多い「要注意なパターン」をいくつかピックアップして解説します。
1. BMWやMINIなどの「ワイヤレスCarPlay専用車」
これが最もハマりやすい罠です。
MILELを含むほとんどのCarPlay AI Boxは、「有線(USBケーブル)で接続すること」を前提に設計されています。
しかし、BMWやMINIの一部モデル、あるいは最新の輸入車の中には、有線接続のポートを持たず、「ワイヤレスCarPlayしか搭載していない」という車両が存在します。
この場合、残念ながら通常のMILELはそのままでは使用できません。
無理に使おうとしても認識しなかったり、動作が不安定になったりします。
ただし、諦めるのは早いです。
MILEL側もこの問題を認識しており、ワイヤレス専用車に対応させるための変換アダプターなどを開発・検証している場合があります。
もし愛車がBMW系の方は、購入前に必ず「ワイヤレス車でも使えるか」をサポートに相談するか、ワイヤレス接続に対応した特殊なモデルがないかを確認してください。
2. マツダ車などの「タッチパネル非対応車」
マツダコネクト(マツコネ)搭載車の一部や、メルセデス・ベンツの少し前のモデルなどでは、画面がタッチパネルになっておらず、センターコンソールの「コマンダーノブ」や「トラックパッド」で操作する仕様になっています。
MILELのインターフェース(Android OS)は、基本的にスマホと同じく「指で画面をタッチして操作する」ように作られています。
そのため、純正のノブ操作だけでは「あそこをクリックしたいのにカーソルが動かない!」といった事態に陥り、非常にストレスが溜まります。
この場合の解決策はシンプルで、「Bluetoothエアマウス(リモコン)」を別途用意することです。
MILELにはBluetooth機能があるので、PC用のマウスや専用のリモコンを接続すれば、画面上にポインタが出てきて快適に操作できるようになります。
「タッチパネルじゃないから使えない」のではなく、「マウスがあればPCのように使える」とポジティブに捉えましょう。
3. USBポートの電力不足問題
意外と多いトラブルがこれです。
車種によっては、データ通信用のUSBポートからの給電能力(アンペア数)が低く、高性能なMILELを動かすにはパワー不足になることがあります。
症状としては、「起動中にロゴ画面で落ちて再起動を繰り返す」「動画再生中に突然切れる」といった挙動が現れます。
「壊れたのかな?」と焦る前に、電力不足を疑ってください。
この場合、「補助電源ケーブル(Y字ケーブル)」を使って、シガーソケットなどの別の電源から電力を補ってあげることで、嘘のように安定稼働することが多いです。
MILEL公式ショップでも補助ケーブルが扱われていることがあるので、電力が弱そうな古い車種や軽自動車の場合は、最初からセットで検討しておくと安心ですね。
知っておくと役立つ豆知識
ディスプレイオーディオの解像度が特殊な車(縦長の画面など)の場合、映像が引き伸ばされて表示されることがあります。
MILELの設定メニューには解像度やDPI(表示密度)を調整する項目があるため、ここをいじることで最適な画面比率に直せるケースが大半です。
MILELの基本的な使い方と設定
「ガジェットの設定って難しそう…」と身構える必要はありません。
MILELの使い方は、スマホの初期設定よりも簡単なくらいです。
ここでは、箱を開けてからYouTubeを見るまでの基本的な流れをシミュレーションしてみましょう。
ステップ1:接続と起動
まず、車のエンジンをかけ、ナビが完全に起動するのを待ちます。
次に、MILEL本体を付属のUSBケーブルで車の「CarPlay対応ポート」に接続します。
ここで注意が必要なのは、車にUSBポートが複数ある場合、充電専用のポートに挿しても反応しないという点です。
たいていの場合、スマホのマークやUSBのマークが描かれているポートが正解です。
接続すると、MILEL本体のLEDが点灯し、ナビ画面が一度暗転した後、MILELのロゴが表示されます。
初回起動時はシステムの読み込みに1分ほど時間がかかることがありますが、故障ではないので気長に待ちましょう。
しばらくすると、見慣れたAndroidのホーム画面(アプリが並んだ画面)が表示されます。
これでもう、あなたの車はAndroid搭載車になりました!
ステップ2:インターネットへの接続
MILELは単体では通信機能を持っていませんので、ネットに繋ぐ必要があります。
方法は大きく分けて3つあります。
| 接続方法 | 特徴とメリット |
|---|---|
| スマホのテザリング | 一番手軽な方法。スマホの「インターネット共有」をONにし、MILELのWi-Fi設定からスマホを選んでパスワードを入れるだけ。追加コストがかかりませんが、スマホのバッテリー消費とパケット残量には注意。 |
| 車内Wi-Fi | 「docomo in Car Connect」などの車載Wi-Fi契約がある場合は、それに接続するのがベスト。安定しておりデータ量も無制限なことが多いです。 |
| SIMカードを挿入 (推奨) | SIMスロット搭載モデルなら、データ通信専用SIM(楽天モバイルやpovo、神SIMなどが人気)を本体に直接挿せます。エンジンONと同時に自動でネットに繋がるため、テザリングの手間がなくなり、使い勝手が劇的に向上します。 |
個人的には、毎回スマホを取り出してテザリングをONにする手間がない「SIMカード運用」が圧倒的におすすめです。
月額数百円の格安SIMを入れるだけで、まるで純正機能のようにシームレスにYouTubeが見られるようになります。
ステップ3:アプリのログインとカスタマイズ
ネットに繋がったら、まずは「Google Playストア」を開き、お持ちのGoogleアカウントでログインしましょう。
これにより、YouTubeの履歴が同期されたり、NetflixやSpotifyなどのアプリをダウンロードしたりできるようになります。
あとはスマホと同じ感覚です。
ホーム画面のアイコン配置を変えたり、壁紙を愛車の写真に変えたりして、自分好みのコックピットを作り上げていきましょう。
設定メニューから日本語入力(Gboardなど)の設定を確認しておくと、検索時の入力もスムーズになりますよ。
MILELはどこの国?結論とまとめ
長くなりましたが、今回の徹底調査の結論として、改めて「MILELはどこの国?」という疑問に対する答えをまとめさせていただきます。

この記事のまとめ
- MILEL(ミレル)は、東京都足立区に本社を置く日本の企業「株式会社qodo」が運営する正規ブランドです。
- 製品のハードウェア製造は世界の工場である中国で行われていますが、企画・設計・品質管理・サポートは日本基準で行われています。
- プジョーやジープなどの正規ディーラーでも採用実績があり、車両への悪影響や違法性の心配が極めて少ない信頼できる製品です。
- 購入後もLINEでの日本語サポートや、国内拠点での修理・保証対応(MILEL Careなど)が受けられるため、「売りっぱなし」の並行輸入品とは安心感が違います。
ネット上には、MILELよりも安い、見た目がそっくりな「ノーブランドのAI Box」がたくさん溢れています。
価格だけを見れば、そちらに惹かれる気持ちも分かります。
しかし、そういった製品を買った後に、「使い方が分からないのに説明書が英語しかない」「アップデートができずにアプリが動かなくなった」「問い合わせても返事が来ない」といったトラブルに泣き寝入りするユーザーを私は何人も見てきました。
数千円、あるいは一万円ほどの価格差は、「日本国内での確実なサポート」と「車を壊さないという安全性への担保」への保険料だと私は考えます。
大切な愛車で、大切な家族と過ごす時間をより豊かで楽しいものにするための投資ですから、安物買いの銭失いになるリスクは避けるべきではないでしょうか。
「どこの国か分からない怪しい製品」ではなく、「顔の見える日本のメーカーが届けるMILEL」を選ぶこと。
それが、結果として最もコストパフォーマンスが高く、満足度の高いカーライフに繋がると私は確信しています。
もしあなたが今、MILELの導入を迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
きっと、「もっと早く買っておけばよかった!」と思うはずですよ。
免責事項
※本記事の情報は執筆時点(2025年時点)のものです。製品の仕様、価格、対応車種、キャンペーン内容などは予告なく変更される場合があります。購入前には必ずMILEL公式サイトにて最新情報をご確認ください。また、運転中の動画視聴(注視)は道路交通法で禁止されています。動画は必ず同乗者が楽しむため、または停車中にご覧ください。

