カーナビを安くつける方法を探しているけれど、カーナビをつける費用はいくらかかるのか、具体的な相場がわからずお悩みではありませんか。
新車購入や乗り換えのタイミング、あるいは今お使いのナビが古くなった時、できるだけ出費は抑えたいものです。
取り付け工賃はオートバックスやイエローハットなどのカー用品店に依頼するのか、取り付け専門店にお願いするのか、それとも自分でDIYに挑戦するのかによって大きく変動します。
また、ネット通販で安く購入したカーナビの持ち込み取り付けが安いのはどこか、持ち込みの場合の工賃相場も気になるところです。
賢く節約するためには、カーナビが安い時期はいつなのか、性能差に関わる安いカーナビと高いカーナビの違いは何かも知っておくべきでしょう。
さらに、安全性向上のためにカーナビにバックモニターをつけるのにはいくらかかるのか、オプション費用も事前に把握しておきたいポイントです。
この記事では、カーナビの取り付け費用を抑えるための具体的な方法と、依頼先ごとの工賃相場を徹底的に比較・解説します。
カーナビを安くつける方法:依頼先と工賃
- カーナビをつける費用はいくらか?
- オートバックスでの取り付け工賃の場合
- 取り付け工賃、イエローハットの場合
- 取り付け専門店の工賃とメリット
- 持ち込みで取り付けてもらう場合の工賃相場
カーナビをつける費用はいくらか?

カーナビを新しく設置する際にかかる総費用は、大きく分けて「カーナビ本体の価格」「取り付け工賃」「車種別取り付けキット」の3つの要素の合計金額で決まります。
まず、カーナビ本体の価格はピンキリです。
ダッシュボードの上に吸盤などで手軽に設置できるポータブル型であれば1万円台からありますが、ダッシュボード内に美しく埋め込むインダッシュ型(2DINサイズなど)は、エントリーモデルでも数万円、高機能なハイエンドモデルになると十数万円、あるいは20万円を超えるものもあります。
次に、取り付け工賃です。
これはナビの種類や依頼先によって最も変動する費用と言えます。
一般的に、配線作業が複雑になるインダッシュ型の取り付け工賃相場は、約15,000円から40,000円程度が目安です。
対照的に、電源をシガーソケットから取るだけの簡易的なポータブル型であれば、工賃も数千円程度か、DIYで対応する人も多くいます。
必須部品「車種別取り付けキット」とは?
多くの人が見落としがちなのが、この「車種別取り付けキット」の費用です。
市販されている汎用カーナビを、まるで純正品のように隙間なくキレイにダッシュボードへ固定するためには、車種ごとに専用設計された部品が不可欠です。
このキットには通常、以下のものが含まれます。
- ナビ本体を固定するための金具(ブラケット)
- 車両側の配線コネクターとナビを接続するための変換ハーネス
- ナビとダッシュボードの隙間を埋める化粧パネル(フェイスパネル)
このキットの価格はメーカーや車種によって異なりますが、おおむね5,000円から10,000円程度が相場となっています。
一部の輸入車や特殊なオーディオシステムを搭載した車では、さらに高額なキットが必要になる場合もあります。
したがって、カーナビをつける費用の総額を試算する際は、「カーナビ本体代 + 工賃(約1.5万〜4万円) + キット代(約5千〜1万円)」という式を基本に、自分が選ぶナビの種類や依頼先を考慮して計算する必要があります。
オートバックスでの取り付け工賃の場合

全国に店舗網を持つ大手カー用品店のオートバックスは、カーナビ取り付けの依頼先として最も一般的な選択肢の一つです。
工賃体系は、店舗でカーナビ本体を同時購入した場合と、他店(ネット通販など)で購入したカーナビを持ち込んだ場合で、料金が明確に分かれているのが特徴です。
オートバックスの魅力の一つに、一部商品で設定されている「取り付け工賃コミコミセット」があります。
これはカーナビ本体価格に基本的な取り付け工賃が予め含まれているセット商品です。
購入前に総額がハッキリと分かるため、「後から追加費用を請求されるのが不安」という方にとっては、非常に分かりやすく安心できるプランと言えるでしょう。
ただし、この「コミコミ」に含まれるのは、あくまでナビ本体を車両に取り付けるための「基本工賃」のみです。
前述した「車種別取り付けキット」の代金は別途必要です。
また、バックカメラの接続、ETCとの連動、純正ステアリングリモコン(ハンドルについた音量ボタンなど)を使えるようにする配線作業などは、オプションとして追加工賃が発生するのが一般的です。
持ち込み工賃は割高になる点に注意
オートバックスでは、他店やネット通販で購入したカーナビの持ち込み取り付けにも対応していますが、工賃は割高に設定されています。
これは、店舗がカーナビ本体の販売からも利益を得ているビジネスモデルであるため、取り付け作業のみ(工賃のみ)では十分な利益を確保できないためです。
具体的な工賃は店舗によって異なりますが、目安として店舗購入時の工賃の約2倍程度(例:店舗購入工賃16,500円なら、持ち込み工賃33,000円)になるケースが多いようです。
詳細な料金は、オートバックス公式サイトのピットサービス料金表や、最寄りの店舗で事前に確認することが不可欠です。
取り付け工賃、イエローハットの場合

イエローハットもオートバックスと並ぶ大手カー用品店であり、カーナビの取り付けサービスを提供しています。
工賃の設定方法も似ており、店舗で本体を購入した場合と持ち込みの場合で料金体系が異なります。
イエローハットでカーナビ本体を購入した場合、インダッシュ型(オーディオ一体型)の基本取り付け工賃は約22,000円(税込)からが目安とされています(2025年10月時点)。
ポータブル型やモニターのみの取り付けであれば、より安価な工賃(約3,300円〜)で対応しています。
もちろん、こちらも車種別取り付けキットやオプション作業の費用は別途必要です。
イエローハットの持ち込み工賃について
イエローハットでも持ち込み取り付けは可能ですが、公式ウェブサイトのピットメニューにも記載がある通り、持ち込みの場合は別途「持ち込み料金」が加算されることがあります。
店舗の案内によると、通常の工賃に加えて5,000円から10,000円程度が上乗せされるケースが一般的です。
ネット通販で1万円安く本体を購入できたとしても、持ち込み工賃で1万円上乗せされてしまえば、総額は店舗で購入した場合と変わらなくなってしまいます。
必ず総額で比較検討することが重要です。
オートバックスと同様に、イエローハットでも決算期やボーナス商戦の時期には、特定モデルの購入を条件に「取り付け工賃割引」や「工賃無料」といったキャンペーンを実施することがあります。
急ぎでなければ、こうしたセール情報をこまめにチェックするのも賢い方法です。
取り付け専門店の工賃とメリット

大手カー用品店やディーラー以外に、「カーナビ取り付け専門店」や「自動車電装店」、あるいは電装系に強い「自動車整備工場」に依頼するという選択肢もあります。
これらの専門店の最大のメリットは、工賃の安さと卓越した技術力にあります。
大手チェーン店と比較して、工賃が安価に設定されていることが多く、一般的なインダッシュ型の取り付けであれば約10,000円から25,000円程度を相場としている業者が多く見られます。
また、専門店は文字通り「取り付け」を専門としているため、日々さまざまな車種や複雑なケースに対応しています。
そのため、単に取り付けるだけでなく、以下のような高い技術力が期待できます。
- 配線類を内張りの奥に完全に見えないよう、かつ異音が出ないように処理する技術
- 輸入車や特殊なオーディオシステム(BOSEサウンドシステムなど)が搭載された車種への対応ノウハウ
- 純正のバックカメラやステアリングリモコンを、社外ナビに流用・連動させる高度な技術
仕上がりの美しさや、後々のトラブル防止を重視する方にとって、専門店の技術力は大きな魅力となります。
持ち込み取り付けを歓迎するビジネスモデル
専門店の多くは、ネット通販などで購入したカーナビの「持ち込み取り付け」を主力サービスとしています。
大手カー用品店とは異なり、取り付け作業の対価である「工賃」そのものを主な利益源としているため、持ち込みに対する割増料金がないか、あっても非常に割安な場合がほとんどです。
本体をネットで最安値で探し、取り付けは安くて技術力の高い専門店に依頼する。
これが、総費用を抑えつつ高品質な仕上がりを実現するための、一つの「最適解」と言えるでしょう。
専門店選びの注意点
一方で、専門店は店舗数が限られており、お住まいの地域によっては見つけにくい場合があります。
また、技術力は個々の店舗や作業者によってバラつきがある可能性も否定できません。
依頼する際は、その店舗のウェブサイトで「施工実績」の写真を確認したり、口コミを調べたりして、信頼できる業者か見極めることが大切です。
Goo Pit(グーピット)のような整備工場検索サイトを利用するのも良い方法です。
持ち込みで取り付けてもらう場合の工賃相場

ネット通販の価格競争により、カーナビ本体は数年前と比べて非常に安価に購入できるようになりました。
その結果、取り付け作業だけを外部に依頼する「持ち込み取り付け」は、非常に合理的な選択肢となっています。
しかし、前述の通り、依頼先によって工賃が大きく異なるため、どこに頼むかが総費用を左右します。
「持ち込み」は、依頼先によって対応が全く違います。
「ネットで安く買えた!」と喜んでいたら、持ち込み工賃が高すぎて、結局店舗で買うのと変わらなかった…なんてことも。総費用で比較するのが鉄則ですよ。
以下は、主な依頼先ごとの「持ち込み取り付け」に焦点を当てた工賃の相場比較表です。
依頼先 | 持ち込み工賃の目安 | 特徴・注意点 |
---|---|---|
カー用品店 (オートバックスなど) | 約30,000円~ | 店舗購入時の工賃の約2倍が目安。ネット購入の価格メリットが相殺される可能性が高いです。 |
カー用品店 (イエローハットなど) | 約27,000円~ | 通常工賃+5,000円~1万円程度上乗せされる場合あり。事前に見積もり必須です。 |
取り付け専門店・整備工場 | 約10,000円~25,000円 | 持ち込みを前提とした料金設定が多く、工賃が最も割安な傾向にあります。技術力も期待できます。 |
カーディーラー | 約20,000円~50,000円 | 持ち込み自体を断られるケースが多々あります。理由は「社外品の動作保証ができない」「車両の電子制御システムへの影響が不明」などです。 |
このように、持ち込み取り付けの工賃は、専門店や一部の整備工場が最も安価な傾向にあります。
逆に、カー用品店やディーラーは、自社での本体販売がビジネスの根幹にあるため、持ち込みに対する工賃は意図的に高く設定されているか、あるいは受け付けていないのが実情です。
カーナビを安くつける方法:節約術と選び方
- 持ち込み取り付け 安い依頼先は?
- 自分で取り付ける場合の注意点
- カーナビが安い時期はいつか?
- 安いカーナビと高いカーナビの違いは何?
- カーナビにバックモニターをつけるのにはいくらかかる?
- カーナビを安くつける方法の総まとめ
持ち込み取り付け 安い依頼先は?

カーナビ本体をネット通販などで安く手に入れた場合、その価格メリットを最大限に活かすためには、取り付け工賃をいかに抑えるかが勝負の分かれ目となります。
前述の比較表の通り、持ち込み工賃が割安な依頼先を選ぶことが最重要です。
持ち込み取り付けを安く、かつ安心して依頼できる可能性が高いのは、以下の3つの選択肢です。
1. 取り付け専門店・電装店
カーナビ、ETC、ドライブレコーダーといった電装品の取り付けを専門に請け負うプロフェッショナルです。
技術力が高く、工賃もリーズナブルな設定が最大の魅力です。
「Goo Pit(グーピット)」のような整備工場検索サイトで、「持ち込みOK」の条件で検索すると効率的に探せます。
2. 自動車整備工場
いわゆる「街のクルマ屋さん」や「モータース」と呼ばれる地域密着型の整備工場です。
すべての整備工場が電装品の持ち込みに対応しているわけではありませんが、対応可能な工場であれば、大手カー用品店よりも柔軟かつ安価な工賃で引き受けてくれる場合があります。
車全体のことを相談できる安心感もあります。
3. 出張取り付けサービス
最近増えているのが、作業員が自宅や職場の駐車場まで来て、その場で取り付けてくれるサービスです。
「くらしのマーケット」のようなスキルシェア・マッチングサイトで多くの業者が登録しています。
店舗運営コストがかからない分、工賃が安く設定されていることがあり、何より車を店舗に持ち込む手間や待ち時間がない点が大きなメリットです。
依頼先選びの注意点:安さだけで選ばない
工賃が安いという理由だけで依頼先を即決するのは危険です。
「配線処理が雑で、後から異音が出始めた」「内装パネルに傷をつけられた」といったトラブルに見舞われる可能性もゼロではありません。
依頼する前には、必ずその業者のウェブサイトで「施工実績」の写真を確認しましょう。
自分の車種や似た車種の作業例が掲載されているか、配線処理は丁寧かなど、具体的な仕事ぶりをチェックすることが重要です。
また、第三者の口コミや評判も参考にし、信頼できる業者かを見極めましょう。
自分で取り付ける場合の注意点

取り付け工賃(数万円)を完全に0円にする、最も直接的な節約方法が「自分で取り付ける(DIY)」ことです。
必要な工具(内張りはがし、ドライバー、電工ペンチなど)を揃え、ネット動画や解説サイトで手順を学べば、不可能ではありません。
しかし、特にダッシュボード内に埋め込むインダッシュ型カーナビの取り付けは、専門的な知識と高度な技術が必要であり、相応の重大なリスクも伴います。
カーナビDIYの主なリスクと注意点
- 配線ミスによる故障や車両火災:
最も重大なリスクです。電源(常時電源、ACC電源)の取り出し場所を間違えたり、配線をショートさせたりすると、カーナビ本体の故障はもちろん、車両のECU(コンピュータ)を破損させ、最悪の場合は車両火災につながる危険性があります。作業前にバッテリーのマイナス端子を必ず外すことは、DIYの絶対的な鉄則です。 - 内装パネルや部品の破損:
ダッシュボード周りのパネルは、見えない位置にある樹脂製のツメで巧妙に固定されています。外し方や力加減を知らないと、簡単にツメが折れたり、内張りはがしでパネル表面に深い傷をつけたりします。 - ネジや部品の紛失:
取り外したネジをダッシュボードの裏側(エアコンダクトの隙間など)に落としてしまうと、取り出すのは非常に困難です。これが走行中の振動で「カラカラ」という不快な異音の原因になることもあります。 - 保安基準への抵触:
ポータブルナビやフローティングタイプのナビを設置する際、その位置が運転者の視界を妨げると、道路運送車両の保安基準(第21条:窓ガラス)で定められた「前方視界基準」に抵触し、車検に通らなくなる可能性があります。
シガーソケットから電源を取るだけのポータブル型であればDIYの難易度は低いですが、インダッシュ型は別物です。
これらのリスクを十分に理解した上で、少しでも自信がない場合は無理をせず、数万円の工賃を「安全と安心のための費用」としてプロに依頼するのが賢明な判断と言えます。
カーナビが安い時期はいつか?

カーナビの取り付け総費用を抑えるには、工賃だけでなく「本体価格」も重要です。
カーナビは家電製品と似ており、価格が下がりやすい「安い時期」や「狙い目」が明確に存在します。
1. 決算セール時期(3月・9月)
多くのカー用品店や家電量販店にとって、3月(年度末決算)と9月(中間決算)は最大のセール時期です。
この時期は、店舗側が売上目標や販売台数を達成するために、大幅な値引きやポイント還元を行うことが多くなります。
価格交渉だけでなく、「この価格なら工賃もサービスして」といった交渉もしやすいタイミングと言えるでしょう。
2. ボーナス商戦(7月・12月)
夏のボーナス(7月)と冬のボーナス(12月)に合わせて、各社がセールを開催します。
高額商品であるカーナビもセールの目玉になりやすく、特に年末商戦は新年に向けて車をアップグレードしたいという需要と重なり、価格が動きやすい時期です。
3. モデルチェンジの時期(主に秋口)
最も賢い買い方の一つが、「型落ちモデル」を狙うことです。
カーナビの主要メーカー(パイオニア、ケンウッドなど)は、例年秋(10月頃)に新モデルを発表・発売する傾向があります。
新モデルが発売されると、性能的にはまだまだ現役の旧モデル(型落ち品)が、在庫処分として一気に値下がりします。
型落ち狙いのメリットとデメリット
メリット:
最新モデルと機能が大きく変わらない高性能な機種を、数万円安く購入できる可能性があります。
デメリット:
内蔵されている地図データが1年古くなります(ただし、多くの場合、購入後に無料で最新版に更新可能です)。
また、あくまで「在庫限り」となるため、人気モデルはすぐに売り切れてしまい、希望のモデルを選べない可能性もあります。
安いカーナビと高いカーナビの違いは何?

カーナビの価格は、エントリーモデルの数万円からハイエンドモデルの20万円超えまで、非常に幅広いです。
この価格差は、具体的にどのような性能の違いに反映されるのでしょうか。
「安いナビは道案内が不正確」と心配される方もいますが、それは一昔前の話です。
最近のモデルは、安価なものでもGPSだけでなく、車の速度情報を検知する「車速パルス」や車の向きを検知する「ジャイロセンサー」を使った自律航法に対応しています。
そのため、トンネル内などGPSが届かない場所でも、基本的なナビゲーション精度に大きな差は出にくくなっていますよ。
価格による主な違いは、ナビ基本性能よりも「付加価値」の部分、すなわち「機能」「画面性能」「オーディオ性能」に現れます。
比較項目 | 高いカーナビ(ハイエンドモデル) | 安いカーナビ(エントリーモデル) |
---|---|---|
画面 | 大画面(9〜11インチ)、フローティング型、高解像度(HD・有機EL) | 標準サイズ(7インチ)、従来解像度(WVGA) |
スマホ連携 | Apple CarPlay、Android Autoに標準対応。HDMI入力端子あり。 | Bluetooth接続(音楽・通話)のみ。スマホ連携非対応や限定的。 |
地図更新 | 長期間(例:3年間)無料。通信による自動更新(OTA)に対応。 | 無料期間が短い(例:1年間)か、有料のSDカード購入が必要。 |
オーディオ | ハイレゾ音源対応、詳細な音響設定(イコライザー、タイムアライメント)。 | 基本的な再生機能のみ。音響設定も簡易的。 |
VICS | VICS WIDE(高精度な渋滞・規制情報)に対応。スイテルート案内。 | VICS WIDE非対応(簡易的なVICSのみ)の場合がある。 |
メディア | Blu-ray / DVD / CD / SD / USBなど多彩に対応。 | CD / SD / USBのみ。またはDVD非搭載モデルも多い。 |
このように、高いカーナビは「大画面で映像を楽しみたい」「スマホの地図アプリも使いたい」「音質にこだわりたい」といったエンターテインメント機能や連携機能が充実しています。
一方で、VICS WIDE(プローブ情報による高精度な渋滞情報)への対応も、快適なルート案内に差が出るポイントです。
自分の使い方を考え、「DVDやテレビは見ない」「音楽はBluetoothで十分」「地図はスマホで十分」といった場合は、安価なカーナビや、スマホ連携を前提とした「ディスプレイオーディオ」でも十分に満足できる可能性が高いです。
カーナビにバックモニターをつけるのにはいくらかかる?

カーナビの取り付けと同時に、後方の安全確認に不可欠なバックモニター(バックカメラ)の設置を希望する方は非常に多いです。
特にミニバンやSUVなど、後方視界が悪い車種では必須の装備と言えるでしょう。
バックモニターを取り付ける費用は、「カメラ本体の価格」+「取り付け工賃」で決まります。
まず、カメラ本体の価格ですが、安価な汎用品(RCA接続タイプ)であればネット通販で数千円から購入可能です。
一方、カーナビメーカーの専用品や、車種専用設計の純正品は、高画質であったり、ガイドライン(駐車支援線)が正確に表示されたりするメリットがありますが、価格は数万円と高額になります。
次に取り付け工賃の相場は、以下のようになります。
- バックモニター単体で、後から取り付ける場合の工賃:
約10,000円 〜 20,000円 - カーナビと「同時」に取り付ける場合の工賃:
約8,000円 〜 15,000円
工賃に幅があるのは、車種によって作業の難易度が大きく異なるためです。
特にセダンやクーペは、カメラから車内前方までの配線を通すのが難しく、工賃が高くなる傾向があります。
同時取り付けが絶対にお得!
カーナビの取り付け時には、ダッシュボード周りの内装パネルをすでに取り外しています。
バックモニターの配線も最終的にはナビ本体に接続するため、このタイミングで同時に作業を行えば、配線作業の手間が大幅に削減でき、工賃が割引になるケースがほとんどです。
もし後からバックモニターだけを追加で取り付けると、一度取り付けたナビを再度取り外し、再びパネルの脱着工賃が発生してしまうため、総額で割高になってしまいます。
バックモニターの設置を少しでも考えているなら、必ずカーナビと同時に取り付けることを強くおすすめします。
カーナビを安くつける方法の総まとめ
カーナビを安くつけるための方法について、工賃の比較から本体の選び方、節約術までを詳しく解説してきました。
最適な方法は、あなたが「価格」「手間」「安心感」のどれを最も重視するかによって変わってきます。
結論として、「価格」を最優先するならば、「ネット通販や型落ちセールで本体を安く購入し、取り付けは専門店や整備工場に持ち込む」のが最も総費用を抑えられる方法です。
ただし、業者探しや見積もりの手間がかかります。
「手間」を最小限にしたい、あるいは「保証」を重視するならば、「オートバックスなどの工賃コミコミセットや、決算セールの工賃割引キャンペーンを利用する」のが、総額は少し上がりますが、最も手軽で安心な方法と言えるでしょう。
最後に、この記事の要点をリスト形式で総まとめします。