ドライブの必需品となりつつあるAndroid Autoですが、「どうもBluetooth接続より音質が悪い気がする」「お気に入りの音楽が途切れる」といった悩みを抱えていませんか?
ワイヤレスの音質と有線の音質にはどのような違いがあるのか、また、Bluetoothの音質を良くするにはどうしたらいいのか、疑問は尽きないかもしれません。
もしかしたら、スマートフォンの音質設定やイコライザー、使用しているUSBケーブルが原因の可能性もあります。
この記事では、Android Autoの音質が悪いと感じる原因を徹底的に掘り下げ、ハイレゾ音源の再生方法も含めた具体的な改善策を分かりやすく解説します。
なぜAndroid Autoの音質が悪いのか?考えられる原因
- ワイヤレスと有線の音質の違い
- Bluetoothの音質を良くするにはどうしたらいい?
- 音楽が途切れるのは接続環境が原因か
- スマホ本体のサウンド設定も影響する
- 使用するUSBケーブルと音質の関係
ワイヤレスと有線の音質の違い

Android Autoの音質について語る上で、まず理解しておきたいのがワイヤレス接続と有線接続の根本的な違いです。
結論から言うと、一般的に有線接続の方が高音質であるとされています。
その理由は、音楽データの転送方法にあります。
ワイヤレス接続の場合、音楽データはBluetoothやWi-Fi Directを介して転送されます。
このとき、データをスムーズに送るために「コーデック」と呼ばれる技術で音声データが圧縮されます。
この圧縮の過程で、人間の耳には聞こえにくいとされる音域がカットされるため、どうしても元の音源からの情報ロスが生じてしまうのです。これが音質の劣化につながります。
一方で、USBケーブルを用いた有線接続では、音楽データはデジタル信号のまま、ほとんど圧縮されることなくカーオーディオに伝送されます。
特にAndroid AutoのUSB接続は、音楽CDと同等レベルである「44.1kHz/16bit」のデータ転送に対応していると言われており、情報量の多いクリアなサウンドが期待できます。
豆知識:ワイヤレスAndroid AutoはWi-Fiも使う
ワイヤレスのAndroid Autoは、最初の接続確立にBluetoothを使用しますが、実際の音楽や地図データなどの大容量通信にはWi-Fi Directという技術を利用しています。
Bluetoothよりも高速なWi-Fiを使うことで、より多くのデータを送受信できますが、それでも有線接続の安定性と情報量には及ばないケースが多いのが現状です。
以下の表は、主なBluetoothコーデックと有線接続の理論上の最大ビットレートを比較したものです。
数値が大きいほど、一度に多くの情報を送れるため、高音質であると言えます。
接続方式 | コーデック | 最大ビットレート(理論値) | 特徴 |
---|---|---|---|
Bluetooth | SBC | 約328kbps | 標準対応。基本的な音質で遅延も大きい。 |
Bluetooth | AAC | 約320kbps | iPhoneで標準利用。SBCより高音質。 |
Bluetooth | aptX | 352kbps~384kbps | SBCより高音質・低遅延。Androidで広く採用。 |
Bluetooth | LDAC | 最大990kbps | ハイレゾ相当の高音質。対応機器が必要。 |
有線接続 | USB | 1,411kbps (CD相当) | 非圧縮でデータを伝送。最も高音質で安定。 |
このように、音質を最優先するならば、手間はかかりますがUSBによる有線接続が最も確実な選択肢と言えるでしょう。
Bluetoothの音質を良くするにはどうしたらいい?

ワイヤレス接続の手軽さを維持しつつ、少しでもBluetoothの音質を向上させたい、と考えるのは自然なことです。
Bluetoothの音質を改善するには、「高音質コーデック」を利用するのが最も効果的な方法になります。
前述の通り、BluetoothにはSBC、AAC、aptX、LDACなど、様々なコーデックが存在します。
標準のSBCに比べて、aptXやLDACといったコーデックはより多くのデータを伝送できるため、音の劣化を最小限に抑えることが可能です。
重要な注意点:送信側と受信側の両方が対応必須
高音質コーデックを利用するためには、スマートフォン(送信側)とカーオーディオ(受信側)の双方が同じコーデックに対応している必要があります。
例えば、スマートフォンがLDACに対応していても、カーオーディオがSBCにしか対応していなければ、結局SBCで接続されてしまいます。
お使いのカーオーディオがどのコーデックに対応しているかは、取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認してください。
残念ながら、カーオーディオ側で高音質コーデックに対応している製品はまだ少ないのが現状です。
もし、ご自身の環境が対応しているか確認したい場合、Androidスマートフォンでは「開発者向けオプション」から現在使用中のコーデックを確認したり、変更を試みたりできます。
開発者向けオプションでコーデックを確認する方法
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「デバイス情報」や「端末情報」といった項目をタップします。
- 「ビルド番号」を7回連続でタップすると、「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されます。
- 設定メニューに戻り、「システム」などから「開発者向けオプション」に入ります。
- ネットワークの項目にある「Bluetoothオーディオコーデック」を確認します。
ここで表示されるコーデックの中から、お使いのカーオーディオが対応している最も高音質なものを選択することで、音質が改善される可能性があります。
ただし、繰り返しになりますが、カーオーディオ側が非対応の場合は設定を変更しても効果はありません。
音楽が途切れるのは接続環境が原因か

音質以前に「音楽が頻繁に途切れてしまい、ストレスを感じる」という問題も少なくありません。
この音飛びや接続切れは、主に接続環境の不安定さが原因で発生します。
特にワイヤレス接続の場合、BluetoothやWi-Fiは2.4GHz帯の周波数を使用することが多く、この周波数帯は電子レンジやコードレス電話、他のBluetooth機器など、様々な電波が飛び交っており、電波干渉を受けやすいのです。
車内に複数のスマートフォンやモバイルWi-Fiルーターがある場合も、干渉の原因となり得ます。
また、有線接続であっても、使用しているUSBケーブルの品質が低いと問題が発生することがあります。
ケーブル内部で断線しかけていたり、コネクタ部分の接触が悪かったりすると、データ転送が不安定になり、音が途切れるだけでなく、Android Auto自体の接続が切断されてしまうこともあります。
ストリーミング再生時の注意点
SpotifyやYouTube Musicなどのストリーミングサービスを利用している場合、モバイルデータ通信の速度や安定性も音の途切れに影響します。
トンネル内や山間部など電波の届きにくい場所を走行している場合や、月末で通信速度制限がかかっている場合には、楽曲の読み込みが間に合わずに再生が止まってしまうことがあります。
このような状況を避けるためには、あらかじめWi-Fi環境下で聴きたいプレイリストやアルバムをダウンロードしておき、オフライン再生するのがおすすめです。
「音楽が途切れる」と感じたら、まずは接続方法を見直してみましょう。
ワイヤレスなら一度有線で試してみる、有線なら別の品質の良いケーブルに交換してみる、といった対策で改善することが多いですよ。
スマホ本体のサウンド設定も影響する

意外と見落としがちなのが、スマートフォン本体のサウンド設定です。
特に、特定のメーカーの機種に搭載されている独自の音響効果やイコライザー設定が、Android Auto接続時に予期せぬ音質劣化を引き起こす原因となっている場合があります。
海外のコミュニティサイトRedditなどでも、Samsung製のスマートフォンで同様の問題が多数報告されています。
これは、スマートフォンがAndroid Autoに接続された状態を「外部スピーカーへの出力」と正しく認識せず、内蔵スピーカー向けに最適化されたサウンド設定を適用してしまうことで発生するようです。
内蔵スピーカーは低音域の再生が苦手なため、低音を強調しすぎると音が割れてしまいます。
そのため、スマホのサウンド設定では、あらかじめ低音域をカットしたり、特定の周波数帯を調整したりしている場合があります。
この設定がAndroid Auto経由で車のスピーカーから出力されると、「低音がスカスカで迫力がない」「音が平面的でこもって聞こえる」といった現象につながるのです。
確認すべきスマホのサウンド設定
- イコライザー設定: 「設定」→「音とバイブ」→「音質とエフェクト」→「イコライザー」と進み、設定が「標準」または「フラット」になっているか確認してください。「ロック」や「ポップ」などに設定されている場合は、「標準」に戻すことで改善されることがあります。
- Dolby Atmosなどの音響効果: イコライザーと同様の画面にある「Dolby Atmos」などの特殊な音響効果は、オフにしてみましょう。これらの機能は特定の視聴環境を想定しているため、車のステレオシステムとは相性が悪い場合があります。
Android Autoの音質に違和感がある場合は、まずスマートフォン本体のサウンド関連の設定をすべて標準(オフ)の状態にして、素の音を確認してみることをお勧めします。
使用するUSBケーブルと音質の関係

有線接続は高音質である、と説明しましたが、その恩恵を最大限に受けるためには使用するUSBケーブルの品質が非常に重要になります。
すべてのUSBケーブルが同じように作られているわけではなく、中にはAndroid Autoでの使用に適さないものも存在します。
最も注意すべきなのは、「充電専用」として販売されているケーブルです。
これらのケーブルは、内部の配線が電力供給用にしか結線されておらず、データ転送用の線が省略されています。
そのため、見た目は同じでも、Android Autoに必要なデータのやり取りができず、そもそも接続自体ができません。
また、「データ転送対応」と記載されているケーブルでも、品質には大きな差があります。
低品質なケーブルが引き起こす問題
- 接続の不安定化: ケーブルの作りが粗悪だと、少しの振動で接続が切れたり、認識されなくなったりします。
- ノイズの混入: 外部からの電磁波を防ぐシールド処理が不十分なケーブルでは、オルタネーターノイズなどを拾ってしまい、音に「ジー」といった雑音が混入することがあります。
- データ転送速度の低下: ケーブルの品質はデータ転送速度にも影響し、これが音質劣化や音の途切れにつながる可能性も否定できません。
Android Autoの接続には、スマートフォンの純正付属品や、信頼できるメーカーが販売している高品質なデータ転送対応ケーブルを使用するのがベストです。
Googleも、長さが1.8メートル以下の高品質なケーブルの使用を推奨しています。
100円ショップなどで安価に販売されているケーブルは避け、少し値段が高くても評判の良い製品を選ぶようにしましょう。
Android Autoの音質が悪いと感じた時の改善策
- まずはアプリの音質設定を見直そう
- イコライザーで好みの音質に調整する
- Dolby Atmosなどのエフェクトはオフに
- ハイレゾ音源を再生する方法
- 最終手段は接続のリセットと再ペアリング
- まとめ:Android Autoの音質が悪いと感じたら試すこと
まずはアプリの音質設定を見直そう

Android Autoで音楽を聴く際、多くの方がSpotifyやYouTube Music、Amazon Musicといったストリーミングアプリを利用しているかと思います。
これらのアプリには、データ通信量を節約するために、デフォルトの音質が低めに設定されている場合が少なくありません。
これが、音質が悪いと感じる直接的な原因になっている可能性があります。
また、多くのアプリに搭載されている「音量のノーマライズ」機能も確認が必要です。
これは、曲ごとの音量差をなくして均一にする便利な機能ですが、副作用として音の強弱(ダイナミクス)が失われ、全体的に平坦で迫力のない音に聞こえてしまうことがあります。
ここでは、代表的なアプリであるSpotifyを例に、設定の変更方法を解説します。
Spotifyの音質設定を変更する手順
- スマートフォンでSpotifyアプリを開き、ホーム画面右上の歯車アイコン(設定)をタップします。
- 「音質」という項目を選択します。
- 「Wi-Fiストリーミング」と「モバイル通信ストリーミング」の項目を、それぞれ「最高音質」に変更します。 注意:モバイル通信時の音質を「最高音質」にすると、データ通信量が大幅に増加します。データプランに余裕がない場合は、「高音質」に留めておくか、後述するオフライン再生を活用してください。
- 同じく「音質」の画面にある「音量を自動調整」(ノーマライズ機能)のスイッチをオフにします。
他の音楽ストリーミングアプリでも、同様の設定項目が用意されています。
「設定」メニューから「オーディオ品質」や「ストリーミング品質」といった項目を探し、可能な限り高い設定に変更してみましょう。
これだけで、音のクリアさや解像感が大きく向上することがあります。
イコライザーで好みの音質に調整する

音楽アプリやスマートフォンの音質設定を最高にしても、まだ音がしっくりこない。
そんなときは、イコライザー機能を活用して、自分好みの音質に調整してみましょう。
イコライザーは、音の周波数帯域(低音・中音・高音など)を個別に強調したり、抑えたりすることができる機能です。
車のスピーカーは車種によって特性が異なり、必ずしもフラットな音響環境とは言えません。
イコライザーを使うことで、こもり気味な音をクリアにしたり、 不足しがちな低音を補強したりといった調整が可能です。
イコライザーは、主に以下の場所で設定できます。
- 音楽アプリ内のイコライザー: Spotifyなど、一部のアプリには独自のイコライザー機能が搭載されています。
- スマートフォン本体のイコライザー: Androidの「設定」→「音とバイブ」→「音質とエフェクト」などから設定できます。
- サードパーティ製のイコライザーアプリ: 「Poweramp Equalizer」や「Wavelet」といった専用アプリをインストールすれば、より詳細で強力な調整が可能です。
Waveletがおすすめ
「Wavelet」は、特定のヘッドホンやイヤホン向けに最適化されたプリセットが豊富なことで有名ですが、オートEQ機能を使えばAndroid Autoで再生されるサウンド全体にイコライザーを適用できます。
グラフィックイコライザーで直感的に調整できるだけでなく、バスブースターやバーチャライザーといった機能も搭載しており、手軽に音質を向上させたい方におすすめのアプリです。
ただし、前述の通り、スマートフォン本体のイコライザー設定がAndroid Autoと干渉して、逆に音質を悪化させているケースもあります。
調整を行う際は、まず本体のイコライザーを「フラット」または「オフ」にした状態から始め、音楽アプリやサードパーティ製アプリのイコライザーで少しずつ調整していくのが良いでしょう。
Dolby Atmosなどのエフェクトはオフに

最近のスマートフォンには、より臨場感のあるサウンド体験を提供するために、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に代表される様々な立体音響技術やサラウンドエフェクトが搭載されています。
これらの機能は、ヘッドホンでの視聴や映画鑑賞など、特定の状況下では大きな効果を発揮しますが、Android Autoを介した車のステレオシステムとの相性は必ずしも良くありません。
理由は、これらの音響エフェクトが、2チャンネルのステレオ音源を仮想的に多チャンネル化するなどの複雑な信号処理を行っているためです。
この処理が、車のオーディオシステムで再生された際に、以下のような意図しない結果を招くことがあります。
- 音がこもって聞こえる: 特定の周波数帯が不自然に強調され、全体のバランスが崩れる。
- ボーカルが奥に引っ込んで聞こえる: 位相処理の影響で、センターに定位するはずの音が不明瞭になる。
- 音が歪む、または割れる: 信号レベルが過大になり、アンプやスピーカーの許容量を超えてしまう。
これらのエフェクトは、スマートフォンのサウンド設定メニューから簡単にオン・オフを切り替えることができます。
「設定」→「音とバイブ」→「音質とエフェクト」といった項目を確認し、Dolby Atmosやその他のサラウンド機能が有効になっている場合は、一度オフにしてみてください。
音質が悪いと感じていた原因が、実は良かれと思ってオンにしていた音響効果だった、というケースは意外に多いものです。
まずはすべてのエフェクトを無効にし、オーディオソース本来の音を確認することから始めるのが、音質改善への近道です。
ハイレゾ音源を再生する方法

より高音質な音楽体験を求める方の中には、「Android Autoでハイレゾ音源を再生したい」と考えている方もいるでしょう。
ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオ)とは、音楽CD(44.1kHz/16bit)を超える情報量を持つ高解像度な音源のことです。
結論から言うと、現状のAndroid Autoの仕様では、ハイレゾ音源のクオリティを100%そのままの形で再生することは難しいとされています。
これは、Android AutoのUSBオーディオ出力が、CD音質である44.1kHz/16bitを上限としているためです。
しかし、だからといってハイレゾ音源を聴く意味が全くないわけではありません。
たとえ最終的にCD音質にダウンサンプリング(品質を落として変換)されて出力されるとしても、元となるデータが高品質であれば、MP3などの圧縮音源を再生するよりも繊細で情報量の多いサウンドを楽しむことができます。
大元のマスターデータが高画質な映画を、フルHDのテレビで観るようなイメージですね。
4Kテレビで観るほどの解像度ではありませんが、DVDで観るよりはずっと綺麗なのと同じです。
高音質音源をAndroid Autoで楽しむには
- 高音質ストリーミングサービスを利用する: Amazon Music UnlimitedやApple Musicでは、CD音質のロスレス音源や、それを超えるハイレゾ品質の楽曲が配信されています。これらのサービスのアプリをAndroid Autoで利用するのが最も手軽な方法です。
- ハイレゾ対応の音楽プレイヤーアプリを使う: ご自身で購入したハイレゾ音源(FLACファイルなど)をスマートフォンに保存している場合は、「Poweramp」や「AIMP」といったハイレゾ再生に対応した音楽プレイヤーアプリを利用します。これらのアプリはAndroid Autoに対応しており、ライブラリの楽曲を車内で再生可能です。
最終的な音質は、カーオーディオに搭載されているDAC(デジタル-アナログ変換回路)やアンプ、スピーカーの性能に大きく左右されますが、入力する音源の質を高めることは、音質向上のための重要な第一歩と言えるでしょう。
最終手段は接続のリセットと再ペアリング

これまで紹介したすべての方法を試しても音質が改善しない、あるいは突然音質が悪くなった、という場合に試してほしいのが、接続情報のリセットと再ペアリングです。
Android Autoは、スマートフォンとカーオーディオが連携する複雑なシステムです。
OSやアプリのアップデート、設定の変更などがきっかけで、保存されている接続情報に不整合が生じ、予期せぬ動作不良を引き起こすことがあります。
これが音質問題の原因となっている可能性も考えられます。
一度すべての接続情報をクリアにし、まっさらな状態から再接続することで、問題が解決するケースが報告されています。
接続のリセットと再ペアリングの手順
手順は、お使いの車種やスマートフォンの機種によって若干異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
- 【スマートフォン側の操作】
「設定」→「接続済みのデバイス」→「Bluetooth」と進み、ペアリングされているご自身の車の名前を探します。歯車アイコンなどをタップし、「ペア設定を解除」または「削除」を選択します。 - 【カーオーディオ側の操作】
カーナビやディスプレイオーディオの設定メニューから、「Bluetooth設定」や「機器接続」といった項目を探します。登録されているご自身のスマートフォンの名前を見つけ、「登録解除」や「削除」を実行します。 - 【Android Autoのキャッシュクリア】
念のため、スマートフォンの「設定」→「アプリ」→「Android Auto」と進み、「ストレージとキャッシュ」から「キャッシュを削除」を実行しておくと、より確実です。 - 【再接続】
スマートフォンとカーオーディオの両方から登録情報が削除されたことを確認したら、エンジンを再始動し、USBケーブルを接続するか、Bluetoothのペアリングを最初からやり直します。画面の指示に従って、初期設定を完了させてください。
少し手間のかかる作業ですが、原因不明のトラブルに見舞われた際には非常に有効な手段です。
あらゆる設定を見直しても改善が見られない場合の「最終手段」として、ぜひ試してみてください。